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ロシア北部のツンドラ地帯に住むサモエド族に愛され、ソリ犬、番犬、猟犬として数世紀に渡り生活を共にしてきた地犬です。厳しい環境で暮らす人と犬は密接な関係で結ばれ、トナカイの皮製テントの中で一緒に暮らしてきました。極地での活動は献身的で、過酷な条件下で自分の体重の2倍近い荷物を連日引き続けてもなお、喜びに満ちた表情を見せていたそうです。世界中の探検家もこぞってこの犬を使い、探検の成功が報じられるたびにその横にこの犬がいました。辺境の地で飼われていたために他の犬との接触が少なく、長い間、原始の姿が保たれていました。文明圏での歴史が始まったのは、イギリスのスコット夫妻がこの犬をサモエド族から引き取ってからです。繁殖家によって本格的な改良が加えられ、当初存在した黒やタンの被毛色はなくなっていき、白色が主流となりました。
胸板が厚く、四肢も筋肉質で力強く、中型犬ながら幅広で堂々とした体格をしています。被毛は厚く開立しており、目は茶褐色から暗褐色。耳は丸みがあり厚く、間隔が離れています。ふさふさの長い尾は巻いていて体の片側におさまっています。
口角を上げ、あたかも笑っているような表情は「サモエド・スマイル」と呼ばれています。本来、おだやかな性格で、人間の喜ぶことを率先して行い、家族の一員とみなされることを最大の喜びと感じます。しかし、子犬のうちにきちんとしつけをしないと、吠えたりいたずらしたり、自分がボスになってしまったりすることもあるので、訓練のベテランでないと飼育は難しいかもしれません。
写真提供者:こじこじさん
モデル:クローカくん
・クローカくんの場合
サモエドの場合、手入れの大変さがあげられると思います。
換毛期にはものすごい量の毛が抜けるので、お手入れを怠ると全身毛玉だらけになってしまいますから
日々のブラッシングは不可欠です。
やはり蒸し暑さに弱いので、夏場の散歩時間帯に気をつけることも必要です。冬は元気ハツラツです。
元橇犬だけあって引っぱる力はとても強いので、早くからしつけを。
また「人が大好きな甘えん坊」といわれるだけあって、留守番中にいたずらしてしまう子も見られます。
いずれも仔犬の頃きちんとしつけをすれば問題ないのですが、サモエドスマイルについ甘くなってしまう飼い主さんが多いのがたまにキズです…。
多く見られる遺伝性疾患に股関節形成不全、糖尿病、目の疾患などがあります。
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